予行演習 preliminary practice 2004 9 17

 アメリカでは、大型ハリケーン「アイバン」で大騒ぎをしていますが、
その程度の自然災害で、大騒ぎするようでは困ります。
将来的には、もっと大きな自然災害が起きてくるでしょう。
 ですから、こうした自然災害を、
アメリカの株式市場は、早く「織り込み済み」とすべきです。
いちいち自然災害に嫌気して株価が下落しては、いくら株価があっても足りません。
 中国の漢詩には、こういう漢詩があります。
「国破れて、山河あり」
これを、株式市場で言えば、こういうことです。
国(アメリカ)破れて、山河(アメリカの多国籍企業)あり。
 アメリカは、世界中から嫌われているかもしれませんが、
アメリカの商品は、世界中から愛されています。
ですから、アメリカの多国籍企業については、それほど心配ありません。
 それにしても、「アイバン」は、
衛星写真で見ると、ほどよい大きさに育ちましたね。

アメリカ病 American disease 2004 9 10
 今朝の電子メール(朝イチ株式メール便9月10日)によると、
9日のアメリカ株式市場は、
原油先物価格の上昇とハリケーン接近などが嫌気されたとあります。
 確かに、アメリカのヤフーのサイトで、
ハリケーンの衛星画像を見ると、巨大なものです。
 しかし、こういうものは、むしろアメリカにとって、プラスではないかと思います。
現在、アメリカは、共和党支持者と民主党支持者の間の溝は、限りなく深くなってしまったのです。
こうした「アメリカ病」を克服するには、むしろ自然災害があった方がプラスだと思います。
 なぜならば、危機の時こそ、アメリカ人は一致団結するからです。
ですから、台風、竜巻、地震、冷害、砂漠化などの自然災害があった方が、
アメリカは、ひとつの国として、まとまりやすいのではないかと思います。

アメリカ病 American disease 2004 7 26
 アメリカが、「テロとの戦い」を続けている限り、
アメリカの衰退は、止まらないでしょう。
 それは、こういうことです。
「テロとの戦い」は、経済改革よりも優先するでしょうし、
経済改革を推進すると、「テロとの戦い」はできなくなるでしょう。
つまり、「テロとの戦い」は、経済的な採算性を度外視しないと、できないということです。
 しかし、地球上から、すべてのテロリストをなくすには、永遠の時間がかかるでしょう。
つまり、テロとの戦いは、永遠に終わらないでしょう。
そして、アメリカの衰退は、永遠に止まらないでしょう。
要するに、アメリカは、「終わりなき戦い」を始めてしまったのです。
 しかし、現状では、「テロとの戦い」という看板を掲げないと、
アメリカを、ひとつの国として、まとめることはできないでしょう。
今のアメリカは、共和党支持者と民主党支持者の間の溝は、限りなく深くなってしまったのです。
 ああ、自由の国、アメリカよ。
そして、寛容の国、アメリカよ。
アメリカが消えていく。



































































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